中国は4000年とも6000年ともいわれる歴史を持っている国である。
そんな6000年の歴史を感じながら、様々な文物を見ながら、一つだけわかったことがある。
常に富者と貧者がいたことだ。富者だけだったときもなければ、貧者だけだったということもない。
その構造は今でも変わらない。
またこの巨大な国家が束ねられるには,強い政治力を要したという歴史もある。そのあたりは単一民族国家である日本とは大きく異なる。(正確には日本も単一民族ではないのだが・・・)
香港や澳門は自治区であり、台湾は自治地区という位置づけ、チベットは完全にすでに国内とみなされているようだ。
国民性も異なっているように思う。
自己主張の仕方や、再生油や贋物などを作り出し、しかも社会に流通できるという多様な価値観は、人目や和を大事にする日本人の感性からは異なっている。
しかしやはりここがアジアの中心であることは間違いないだろう。
私たちが生活している日本はアジアの辺境でしかないのかもしれないのだ。