時代の闇をどう照らすか?

昨晩当院では、東京在宅医療クリニックの会が開かれた。

不定期な開催だが、えびす英(ヒデ)クリニックの松尾先生が中心になり、35回も開かれてきた会である。

昨晩も20医療機関の院長先生たちが集まった。

皆実績のある医療機関だが、今時代は急速に動いている。その中で、それぞれの医療機関がそれぞれの現場を支えようと必死に努力していることがうかがえた。

もちろん孤軍奮闘しているだけではなく、仲間内で支えあったり、慰めあったりしているし、他の先駆的事例を学ぶことも重要だ。

時代が進むとき、そこには隙間が暗闇のように生じる。

大きく全体を照らす明かりもあれば、スポットライトのように一部分に焦点を当てようとする明かりもある。間接照明のように、あえてぼんやりと浮きだたせる明かりもある。

それぞれの明かりはどれも、必要な明かりだ。

自分だけでは照らせない時代の闇を、照らしてくれる明かりがほかにたくさんあることをありがたく思えた。

そんな夜だった。