ネパール2日目

前回はほとんどは観光だったが、今回は少し病院視察させていただいたり、さまざまな方に御挨拶する機会をいただいた。

 案内してくれたDr.Manojはまだ若いし、とても気さくだが、カトマンズに7つにクリニックを持つ有名な医師だ。彼と日本人でネパールに在住する彼の友人である竹内氏に案内され、カトマンズ市内やその周辺の病院を見学させてもらった。

病院はどこも朝が一番混むらしい。

私が訪れたのは、ややその混雑も落ち着いたころ。Dr.Manojのおかげで、どこでも担当者が親切に様々な部屋を見せてくれる。

 ネパール人はどこでもそうだが、雑談が大好きらしい。朝の喧騒が終わって、少しほっとしている時間なのか歓談しているスタッフの姿が目立つ。ドクターはネパールに約2000人(ネパールの人口約3000万人)人口比率で考えると非常に医師の数は少ないようだ。しかし、私が合う医師は皆気さくだ。

初めての異国からの来訪者を笑顔で迎えてくれる。

医師の平均の月収は300ドル程度、ナースが200ドル、事務職が150ドルとのことだった。 

公的医療保険制度はない。

しかし公立病院での自己負担は非常に定額だ。診察料は20ルピー、検査や薬代を含めて1000ルピーを超えることは少ないという。(運営の大部分が公的資金で賄われている)

まだまだ事故や急性疾患など救急外来が中心だが、生活習慣病の患者など慢性疾患も急速に増加しているという。看取りは基本的に病院の中で行い、自宅で最期を迎えることは少ないということだった。

検査機器は、内視鏡、超音波、MRIなどもあるが、日本のようにこれらがフル稼働しているという印象はなく、検診なども積極的に行われているわけではないようだった。

 

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このような病院見学の間に要人との面談や新聞記者の取材などが用意されていた。

国会議員や市長、副市長、赤十字の部長や俳優など、Dr.Manojの交友関係の広さには驚かされる。そのような方々とお会いするとは思わなかった私はGパンできたことを心底後悔していた。

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真ん中にいる方は、こちらの要人で国会議員も務めている方です。

とても、国会議員の表敬訪問をしている日本人2人は見えないですね。

しかし気さくにフルーツとヨーグルトなどふるまっていただきながら、歓談する機会をいただきました。

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右から、俳優、副市長、市長、赤十字の部長、Dr.Manoj、私、竹内氏です。

ネパールはよく寒い国と思われていますが、すでに日中の気温は20℃を超え、野外の夜の会食も楽しめるほど温暖なところなのです。