入院

無題

前回入院したのは小学生の時、夏休みにはしゃぎすぎ夏バテになり、2日程度入院した。

点滴などは痛かったが、妙に両親が優しく、普段食べれないごちそうをたくさん持ってきてくれたことがただうれしかっただけの入院だった。それから間もなく半世紀、今度は自分の手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術)のための入院だ。

医療者も患者を体験することはとても大事だといわれる。患者さんの気持ちがよくわかるというのだ。普段、地域で人生とともに患者さんと過ごしているつもりだが、地域医療と病院医療は大きく異なる。普段の生活と隔絶された入院生活で、手術を受けることの意味を考えたい。

電話やパソコンなどを常時使用するので、個室を利用させてもらっているせいもあるが、以前の入院とは、まったく異なる。アメニティ・ホスピタリティ・システムともに各段と向上している。今の病院はすばらしい!

まわりの人の心配をよそに、不謹慎な言い方だが、入院という名前のバカンスを過ごさせてもらっている気になるほどだ。

人生のリセットとは、このようなタイミングかもしれないと思える。

今日は、これから手術を受けることになっている。