群馬に行くたびにその広い裾野に感心していた赤城山に今回初めて登ってきました。前橋からバスに揺られて1時間登山口はすでに雪に覆われておりました。
赤城山はカルデラ部分を中心に幾つかの山からなる集合体で、単独で「赤城山」という場合は標高が一番高い黒檜山を指すことが多いようです。今回は駒ケ岳から黒檜山へと登るわりと一般的なルートを通ります。
夏登っても楽しいのですが、雪に覆われた景色はそれだけでどこかしら魅力的です。
右に見えるのが雪庇です。雪でできた「庇(ひさし)」なので踏み抜くとそのまま落下してしまいます。このように踏み跡がしっかりあるとわざわざそんなところへは行かないので安全です。
しばらくして駒ケ岳に到着です。この日は吹雪だったので、眺望は一切ありませんでした。
深い積雪の上を吹雪舞う赤城山ですが、そんな中でも自然は着々と春の準備をしていました。
赤城山主峰黒檜山山頂に到着です。普段なら登山客で賑わうであろう山頂ですが、2,3人しかいませんでした。そのうちの一人に写真を撮ってもらいました。駒ケ岳同様ここも眺望ゼロでした。
下山して大沼へ。冬以外はボート遊びができる湖ですが、この季節は凍結。凍結した湖でみなさんワカサギ釣りに興じてらっしゃいました。結構釣れるらしく、100匹釣った人もいました。
東京からさほど遠くなく、交通の便もほぼほぼ良好の上、まるで違う景色を楽しむことができる赤城山は雪山初心者にもおすすめの百名山でありました。