医療におけるコミュニケーションについて

今日は診療後、長年がん緩和ケアに携わってきた兼村医師(新宿ヒロクリニック副院長)による、
医療現場でのコミュニケーションについて勉強会が開催されました。

本来はがん緩和に携わる医師向けの内容ですが、
医師、看護、コーディネーター、事務部門など、
各部門からスタッフが参加しました。

医療コミュニケーション勉強会

「ブラインド・ウォーク」
二人一組になり、一人は目をつむり、もう一人は言葉だけで相手を導きゴールの椅子を目指します。目をつむった方の人が途中障害物に触れないよう、言葉だけで案内することは実際やってみると難しいことが分かりました。そして、目をつむったまま、案内役の人の言葉だけを信じて歩くことはやはり不安であることも分かりました。

 

「コミュニケーションとは情報ではない。」

このほかにも重みのある言葉がいくつも出てきました。
どうやって話すか、聞くか、ということを学んだ後、
勉強会の最後にショートムービーが流されました。

それは、2人の登場人物が一言も発さない、
けれども確かな2人の間のコミュニケーションを描いた映像でした。

「大切な人が、ただそこにいるだけでいいんです。」(兼村医師)

会場の多くの人が泣いていました。
私もそうでしたが、周りの人たちも泣いていて、
そんな職場って素敵だなぁ、と、思いました。

職場、プライベート、公共の場…
相手を思うことを改めて大切にしていこうと思いました。