外来を初めて見ると、一人では通院できない患者さんが少なくないことに気が付く。
ヘルパーさんに付き添われてみたり、家族に好き添われてみたりして、通院してくださっている。
そのような方に家族やヘルパーさんも大変だから訪問診療しましょうか?それとも当院からの送迎サービスを利用されますか?と聞くと、たいていは送迎サービスを選ばれる。
外来は待たされることも必至だ。いろいろな意味で大変ではないだろうか?と思うが、それでもその傾向は変わらない。
面白いものである。
高齢化社会において、必須な医療とは自立を維持、高める医療だという話がある。
それぞれの自立性に応じた受療形態が用意される。それこそがかかりつけ医療なのかもしれない。