中央線サブカルチャーとは無縁の人生を歩んで参りました、アシスタントの坂本です。若いころ、周囲がやれ阿佐ヶ谷の隠れ家カフェだ、高円寺の怪しげな催しだ、中野のまんだらけだなどと騒ぐ中、地味タウン文京区でひっそりと青春を送っておりました。
そんな暗くてマイナーであったサブカルチャー(あくまで個人の感想です)がいつしか堂々とメインストリームの俎上で活躍するようになると、地味タウン文京区でひっそりと隠棲しているわたしのような者にも「ほら、サブカル、怖くないよ、とって食べたりしないよ」などとぼちぼち手を差し伸べてくるのです。そんなわけでここ数年阿波踊りだ、大道芸だ、フェスだと高円寺を訪れる機会が多くなりました。
今年は街歩き企画にぼくの友人たちが関わっていたのでその縁もあって高円寺フェスに参加して参りました。

境界協会の案内で区境を鑑賞してる物好きな面々。
道の設計が区ごとで違うと、たとえばこの区境のように、奥の中野区と手前の杉並区とで道の幅が異なっていたりします。それをしみじみ堪能しつつ高円寺街歩きを楽しむ私たち。

特別の許可を得て開けております
青梅街道の歩道上にあった土地の高低を測量するための基標。一度やってみたかった「特別の許可を得て開けております」を初めて実践して興奮ひとしきり。

すぎなみ「道草のススメ」
散歩のあとはモデルのはなさんをゲストに、引率者による観光まちづくりシンポジウム。はなさんの左にいるのが「暗渠マニアック」(柏書房)の共著者吉村生さん。ブラタモリなどによる地形や遺構に対する関心の高まりのせいか会場は大盛況でありました。
会場をあとにすると高円寺駅を中心にフェススペースが広がっています。
北口では女子プロレスラーがマット狭しと戦いを繰り広げ、

女子プロレス
南口には自宅警備員やどこをどうとってもゆるキャラと呼べないようなトマトがいたり、ジャズを演奏していたり、いや、遅れてきたサブカル人生、高円寺楽しいですな。

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目が怖いトマト人間