つぶやき~その1~

コロナ禍も終わり、再スタートをするにあたり、少しずつ呟いてみたいと思うようになりました。

つぶやきは決して声高であってはいけません。つぶやきは悪口であったはいけません。つぶやきは自分にかみしめる言葉です。そんなつぶやきをここに記載したいと思います。

私が在宅医療・訪問診療を始めた時、まだそんなことをする医療機関が少なく、人工呼吸器や中心静脈栄養を付けた患者さんは自宅で過ごすことが困難な時でした。24時間対応で医療対応する医療が自宅でできれば、数多くの患者さんが家で過ごせるようになるはずだと思ってがむしゃらに頑張った思い出があります。

さらに介護保険制度ができて、自宅での介護体制が整備されたので、医療と介護が整ったら、どんな人でも自分の望むところで自分の望む人生が全うできる世の中が来るはずだと、介護保険制度に夢を思っていました。それから間もなく四半世紀になります。確かに在宅医療は進みました。介護サービスも充実しました。

それから間もなく四半世紀、多くの人が自分の望む場所で主体的に人生を全うできる世の中になっているのでしょうか?