丹沢登山

金曜日70リットルのリュックにテント用のマットを担いで出勤したときと、土曜日朝当直明けてその荷物を背負って退勤するとき、ぼくの空耳でなければ職場の人たちから思わず笑い声がこぼれたようでした。そんな職場の笑いもの、坂本です。

今回は丹沢大山フリーきっぷB(新宿~渋沢間の小田急線往復、エリア内のバス乗り放題で2日間有効)¥1,530を使って丹沢を楽しんできました。

普段は早起きして始発電車に乗って登山をすることが多いのですが、今日は当直明け、朝の申し送りが終わるのがだいたい9時。それから新宿に出て小田急線に乗るわけで、明らかに遅い出だしになってしまいました。しかし、なぜわざわざ70リットルという大きなリュックを背負って笑いものになったか、それはそのリュックの中にテントと寝袋が入っており、そう、現地で一泊して翌日早朝から山に登るためだったのです。

新宿で大好きな東松照明の写真展(翌日が最終日)を見たり、お昼ごはんを食べたりしながらのろのろとテント場に着いたのが午後3時。遅い到着ですが、でも、もうあとは夕飯食べて寝ることしかやることがありません。

インスタント中心でもキャンプ場で食べるとだいたいおいしい

インスタント中心でもキャンプ場で食べるとだいたいおいしい

夕飯食べて日も落ちた午後7時、早くも隣のテントからいびきが聞こえてきました。ほんとに食べることと寝ること以外にやることがありません。前夜が当直でほとんど一睡もできなかったぼくもすうっと寝入ってしまいます。午前1時ころなんとなく目が覚めてあたりを散歩。美しい秦野市の夜景や星空を堪能します。

眼下に広がる秦野市の夜景、頭上に広がる星空も素敵でした。

眼下に広がる秦野市の夜景、頭上に広がる星空も素敵でした。

翌朝はテントと寝袋をそこに残したまま、日の出前から登山開始。途中昇る朝日を楽しみ、大倉尾根(通称バカ尾根)をダラダラと登って金冷シへ。ここを右に曲がって塔ノ岳(標高1491m)へ。

塔ノ岳に向かう途中太陽がのぼりました。

塔ノ岳に向かう途中太陽がのぼりました。

もと来た道を引き返し、今度は金冷シを反対側に鍋割山(標高1272m)へ。山頂にある鍋割山荘は鍋焼きうどんが名物。山荘には丹沢記録としてここのご主人が109kgの荷物を背負った写真が飾られていますが、この鍋焼きうどんの材料も全部手上げしたものです。

鍋割山荘名物鍋焼きうどん。材料は全部ふもとから担いで上げてきます。

鍋割山荘名物鍋焼きうどん。材料は全部ふもとから担いで上げてきます。

塔ノ岳、鍋割山と両方登って時間は朝の9時前。のんびり楽しめた登山でありました。

この日は天気よくまた朝が早かったので富士山もくっきり

この日は天気よくまた朝が早かったので富士山もくっきり