かかりつけ医研修会

今日私は、東京都医師会が主催する。「地域包括診療加算・地域包括診療料に係るかかりつけ医研修会」に参加した。

朝10時から午後5時半までという大変長時間の研修会。しかも地域包括診療料は全国で100医療機関程度、地域包括診療加算でさえも2000医療機関ぐらいしか算定していないというマイナーな診療報酬のための研修会だが、広々とした会場を埋め尽くす多くの参加者に恵まれるほど、地域医療者たちに関心が強かった。

今後のかかりつけ医療に必須な疾病である高血圧、脂質異常症、糖尿病、認知症を中心に、さらに禁煙指導、健康相談、在宅医療、服薬指導、介護保険、さらには小児かかりつけ医療について学んだ。どれも当院が積極的に取り組んでいる問題だ。

それぞれの講義も様々な学びがあったが、それ以上に今後の地域医療機関に求められる役割について考えざるを得なかった。

 

今後の高齢化社会において、増加し続けることが予想される、がん、認知症、フレイル、サルコペニア、ロコモーティブシンドロームにどう対応するのか?またそれらの予備軍となる喫煙、メタボ、生活習慣病にどう対応するのか?さらには、地域包括ケア、地域医療提供体制整備計画などを考える大きな機会になった。