本日午前私は短い時間だったが、医療法人焔 やまと診療所http://yamato-clinic.org/に見学に伺った。
医療界では、お互いの医療機関を見学しあうという風土が残っている。
これは、やや特殊なことのように思う。
お互いに開業医、ある意味では競争相手だ。その相手が訪ねてきて、いろいろノウハウを教えて欲しいというのだから、普通は断られるのが当たり前だ。
しかし私は今まで断られたことはない。また当院もそういう見学を断ったこともない。
お互いに、お互いのノウハウを提供しあって、お互いがよくなれればいい。
そういう風土を医療界が持っていることを、私は誇らしく思っている。
今日伺ったやまと診療所は開設して4年足らずだが、すでに板橋区の在宅医療において、大きな実績を残している。
なんといっても院長の安井先生が30台という若さを武器に、新しい大胆な試みを次々と行っている。ペーパーレスになっていること。アシスタントに様々な権限移譲をしており、業務の分担化が進んでいることなどがとても感銘を受けた。
以前地域医療の先達が言っていた言葉を思い出した。
「新しい医療機関は常に正しい。その時代のニーズが生み出しているのだから・・・」