昨日2015年の新語・流行語大賞が発表されていましたね。
年間大賞は「爆買い」と「トリプルスリー」
「爆買い」は知っていたものの「トリプルスリー」の方はよく分からず、
なんだか流行に乗り遅れた人みたいで地味にショックを受けました。
そんなに流行った言葉ですか??
さて、私が個人的に流行語大賞をあげたい医療・福祉の新語は「フレイル」です。
ここ最近、研修に行くたびに耳にする語といっても過言ではなく、
またNHKの番組等でも取り上げられていたので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
フレイルとは「(年齢に伴って)筋力や心身の活力が低下した状態」のことです。
もともとは「frailty(フレイルティー)」弱さ・虚弱という意味の英語で、
欧米では既に20年程前から医療現場で使われている言葉だそうです。
日本では昨年5月に「日本老年医学会」が統一した日本語訳として「フレイル」を提唱し、
「高齢者の多くは“フレイル”の段階を経て、要介護状態になるので、早期発見をして
対処することが必要」と呼びかけたのが始まりです。 (ですから、厳密に言うと「フレイル」は今年の新語ではありませんね)
日本にはまだ診断基準がないので、アメリカで使われている評価法でチェックしてみましょう!
NHK「くらし☆解説」HPより
生活に支障のない老化であればいいのですが、フレイルというのは放置すると
要介護につながる段階で、健康と病気の中間のような段階と考えられているのです。
そこで、この段階で早期発見し、適切な介入をすることが重要であると言われています。
メタボリックシンドロームの語は「メタボ」としてすっかり定着しましたが (2006年の流行語大賞トップテン入り!)
さてこの「フレイル」はどうでしょうか?
次回のブログでフレイルの予防法についてご紹介します!