地域リハビリテーション専門人材育成研修

今月14~15日の2日間、地域リハビリテーション専門人材育成研修に参加してきました。

この研修は、東京都福祉保健局が主催となり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、主任介護支援専門員などを対象に、介護予防事業を推進するため、地域リハビリテーションにおける専門的な人材育成を目的とした研修です。

2日間の研修で、介護保険制度の話や介護予防体操の紹介、実際に担当している患者さんについての議論を行いました。特に、介護予防を目的とした「東大和元気ゆうゆう体操」は手足を動かすだけでなく、顔の筋肉も意識して動かす運動が入っているので、口腔機能の向上も目指せるものとなっていました。(詳しい内容は、東大和市HPをご覧ください)

主催の住民の方々から説明があり、みんなで実際に体操を行いました。マイクを片手に「次は僧帽筋…。この運動は口輪筋の運動になります」という説明が体操の随所にあり、筋肉の名前とその動きを伝えながらのリズミカルな説明には圧倒されました。

このような介護予防体操の取り組みは住民主体で進めており、さまざまな地域で体操以外にもいろいろな活動が開催されています。主催者の方のお話しを聞いて、介護予防だけではなく、地域交流の活性化や閉じもこもりの予防にもなっていることも知りました。

訪問リハビリでは、医療保険や介護保険を利用している患者さんを対象としている為、普段は介護保険を利用しない高齢の方に関わることはほとんどありません。

地域リハビリテーションでは、介護保険や医療保険の利用云々に関わらず住み慣れた地域で暮らす高齢者も対象としています。

地域で働くリハビリ専門職の一人として、地域で暮らす高齢の方々がいつまでも元気に過ごせるよう、少しでもお役に立てればと考える機会となりました。