がん患者のリハビリテーション講演会へ参加してきました。

3月16日、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室の辻哲也先生の講演会に参加してきました。

講演テーマは、がん患者に対するリハビリテーション。

がんの患者さんにリハビリ?…と思われるかもしれませんが、
近年、がんの患者さんは増加し、生存率も向上してきていることで、がんと共存しながら生活していく時代となってきています。その為、生活の質を高めるうえで、一般的な治療だけではなく、リハビリも必要性が高まってきています。

じゃあ、実際にがんの患者さんにどんなリハビリを行うかというと…

例えば、乳がんになり手術後に肩の動きが悪くなっている方に対しては、リンパ浮腫を改善するマッサージや肩の動きを良くする運動などを行ったりします。

また、肺がんになり呼吸することが大変になってきた方に対しては、体力をつける運動や楽に呼吸できる姿勢の指導、自主トレーニング方法などをお伝えしたりします。

リハビリの内容は、がんの種類や病気になっている時期、個人によってさまざまです。

入院や外来のリハビリだけではなく、訪問リハビリでもがんの患者さんを担当する機会があります。

がんになってもその人らしくお家で暮らしていけるよう、訪問リハビリでできることを提供していきたいと思いました。