「餅」注意警報

クリスマスも終わり、あとはお正月を待つばかり。

お正月といえば「餅」! 大好きな方も多いかと思いますが、餅はのどに詰まりやすく、飲み込みの力が弱くなった方にとっては要注意の食材です。

都内では毎年100人前後の方が餅をのどにつまらせて救急搬送されており、その9割が65歳以上の高齢者となっています。

救急搬送

 

 

東京消防庁HPより

 

餅を詰まらせない食べ方としては・・・

☆餅は小さく切って、食べやすい大きさにする。

☆よく噛んで飲み込む。
よく噛んで食べることで餅に唾液をからませ、飲み込みやすくするとともにのどへのはりつきを防ぎます。朝は唾液が出づらいのでいきなり餅を食べず、スープなどでのどを潤してから食べるのも有効です。

☆高齢者が餅を食べる時は、家族や周囲が目を離さないようにする。

万が一、餅を詰まらせてしまった場合の応急手当の方法は・・・
★意識がある間は、咳をするよう促す。
★吐き出せなければ、手のひらの付け根部分で、背中の真ん中辺りをたたく。
(同時に、誰かに頼んだりして119番通報をする)

ハイムリッヒ

 

 

東京消防庁HPより

 

餅は誰にとっても窒息のリスクがあります。「自分は大丈夫」、「家族は大丈夫」と過信せず、窒息のリスクを知って、食べ方に気をつけ、餅をおいしく食べましょう!