アシスタントの一日(4)

先週の土曜日に警視庁が主催している四輪安全運転教室という研修を一日かけて受講してきました。

午前中は、適性検査と座学。午後に入って実技講習を受けてきました。私たちアシスタントは殆ど毎日運転をしています。日々の運転で安全運転を心がけているのは当然のことですが、ちょっとした油断や慣れ、気のゆるみで事故につながる可能性があります。そうならないためにこのような教室に参加して、自分自身の適性や性格・運転技術を再認識して、安全運転につなげていきたいと思っています。DSC_0219 DSC_0220

 

東京国立博物館 長谷川等伯「松林図屏風」

 1月もすでに7日、いわゆる松の内があけようとしています。みなさま、どのようなお正月をお迎えされましたでしょうか。

 坂本には初詣などのほか、毎年正月の恒例行事が2つほどあります。一つは東京国立博物館の国宝室で1月に展示されるみんな大好き長谷川等伯の「松林図屏風」を観に行くこと。もう一つはその際、博物館の1年間有効のパスポートを更新することです。

 このパスポート、莫大な所蔵文化財を随時展示替えしている常設展に入り放題な上、特別展には6回入場できて4100円。ちなみに今やっている兵馬俑展の入場料が1600円ですから、どれだけお得なことか。

かわいい狩野山雪「猿猴図」

かわいい狩野山雪「猿猴図」

今年のパスポートの図柄は申年にちなんで狩野山雪「猿猴図」。ものすごくかわいい。

巨大な門松がお出迎え

巨大な門松がお出迎え

 巨大な門松が否が応でも正月気分を盛り上げてくれる中、いよいよ博物館に入場します。正月の間、中も外も華やいだ生け花が飾られていますので、それを見に来るだけでも楽しいかもしれません。

松林図屏風に佇む人たち

松林図屏風に佇む人たち

 まるで霧の中、向こうから何かが立ち現われてくるかのような松林図屏風。それはこの世界になかったものがどこか異界から姿を現してくるような不思議な神々しさを感じさせます。仏像や神像があるわけでもなく、ただ松だけが描かれているこの絵がどこか高い宗教性を感じさせるのはそんなせいなのかもしれません。毎年1月多くの人がここを訪れこの絵に接し、新年を寿ぐのもわかる気がします。この絵の前に立ち尽くした人々は、各々向こうの世界から松が姿を現すその瞬間に立ち会うのです。霧に包まれ、茫漠とした景色の中、姿を現した松の持つ対照的に力強い描線に圧倒されます。長谷川等伯 国宝「松林図屏風」、東京国立博物館2階国宝室で117日までの展示です。

恐怖のカッター・・・

アシスタント斉藤です。先月中旬、業務中にわずかな段差で転倒し、なんと!左手首を骨折してしまいました。確かに早歩きではありましたが、予想以上に大きなケガをしてしまい、クリニックのスタッフには勿論、家族にも年末のこの時期に多大な迷惑をかけ、申し訳なく思っております。

2週間が経ち、先日、ギプスを1度取ってみようと言うことになり、当院の整形外科・N先生が手にしているのが、その名も「ギプス・カッター」。ビールの小瓶くらいの持ち手の先に細かい刃が沢山ついていて見た目はほとんど電動ノコギリか、自動車整備工場などにあるグラインダーそのものです。そして、そこから繰り出される音といえば、見たまんまの「ギュ~インッ、キュ~ン、ゴゴゴゴ~ッ!!」・・・・・

あまりの轟音に手の空いた外来スタッフや、隣室の理事長も「なに?なに?」とのぞきに来る始末。当のN先生は至ってクールに「はい、こう曲げて~、はい、少し上ねえ~。そうそう、そんな感じね~。」私と言えば、目を背けて文字通り、まな板の上の何とか。耳元の爆音と微かに触れるようなノコギリ刃の恐怖に診察ベッド上で脂汗タラッタラ、のどカラッカラで放心状態・・・

15分ほどで問題なく処置は終わり、新しいギプスが装着されました。勿論、腕には傷ひとつなくケガも順調に回復しているとの事。N先生、ありがとうございました、今後も宜しくお願いします。そして皆さん、年齢に関わらず、足元に注意してお歩きください。「恐怖のカッター」のお世話にならないように。予想を大変大きく上回る恐怖感でございました・・・