がん患者リハビリ講演会にて思ったこと

私も先日、がん患者のリハビリテーション講演会へ参加してきました。

そこでは前述の通り、がんの患者さんの生存率や生存者数の向上により、リハビリの必要性も年々増えてきており、もちろん在宅でもがんのリハビリの必要性や目的について語られていました。

主な目的としては、
日常会話動作の改善
ご家族の介護負担の軽減
痛みや浮腫み、息苦しさなど症状の緩和などにならんで、
「自宅で心地よく過ごす」ことが挙げられていました。

上記の目的はがん患者さんに限ったことではなく、どの方においても共通して言えることかと思います。

中でも「自宅で心地よく過ごす」ということは、誰しもが望むことと思われますが、患者さんそれぞれによって違いや個別性があると思います。

こと重症度や介護度が高い方々においては、痛みや苦痛が取り除ければ快適であるのはもちろんですが、そのほかにも排泄ケアやトイレ動作が獲得されることで清潔が保たれたり、いつも声をかけてくれる人(ご家族や私たちサービス提供者等)がそばにいるというだけでも、その人にとっての安心や快適な生活環境ということにもなるのかもしれません。

みなさんにとって「自宅で心地よく過ごす」とはどういうことなのかを共に考え、そのお手伝いができればと改めて思いました。

(高)