ユニバーサルデザインフード

噛む力や飲み込む力が弱くなった場合、普通の食事では食べるのが難しくなることがあります。そうした場合は食材をやわらかく煮る、小さく切る、あるいはミキサーにかけるなど食べやすくする工夫が必要になってきますが、日々の食事となると準備するのもなかなか大変なのも事実です。

そうした噛む力や飲み込む力が弱くなっている方向けに、食べやすさに配慮して調理された食品が「ユニバーサルデザインフード(UDF)」です。レトルト食品や冷凍食品など年々販売される商品の種類も増えて、最近ではスーパーやドラッグストアなどで見かけることも増えてきました。

ユニバーサルデザインフードの商品パッケージにはユニバーサルデザインフードのロゴマークと一緒に「かたさ」や「とろみ具合」の段階に応じた区分が書かれています。

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区分には①容易にかめる ②歯ぐきでつぶせる ③舌でつぶせる ④かまなくてよい の4段階があります。分かりやすいので、リハビリで訪問している方の食事形態をアドバイスする際にも、この区分を用いて説明しています。

高齢者人口の増加もあり、この分野は今後ますます質、量とも充実していきそうです。と同時に、もう少し値段が下がることを期待しています!