メメント・モリ

先日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。
言わずと知れた偉大なるロックバンド、Queenの物語です。
ボーカルのフレディ・マーキュリーはHIVに感染し、合併症により45歳の若さで亡くなっていますが、感染が分かり、自分の“死”を身近に感じた時、最期まで最高のパフォーマーとして君臨し続けることを選びました。

人間だれしもいつかは終焉の時を迎えます。
我々が訪問している患者さまにも、いつかは終焉の時が来ます。
高齢の患者さまほど、「早く迎えが来てほしい」と仰る方も多いのですが、お迎えが来る前に何か我々がお手伝い出来る事はないかなぁ…と思うのです。
“臥して死を待つ”より、少しでも笑ったり怒ったり味わったり花を見たり風を感じたり…。

“メメント・モリ”とは、ラテン語で「自分がいつか死ぬことを忘れるな」という意味の言葉だそうですが、古代ローマ時代にはそこから転じて「今を楽しめ」という趣旨で捉えられていたようです。
皆さんも今を精一杯楽しみましょう!!

【お】