『小児の在宅リハビリ』セミナーに参加して

先日、『小児の在宅リハビリテーション 入門編』というセミナーに参加してきました。

小児のリハビリは病院や療育センター、施設等で行われることが多いですが、最近では訪問でのリハビリの依頼も増えてきているそうです。しかし、小児の経験が無い療法士も多く、受け入れが難しいという現状もあるようです。

私自身、小児のリハビリは学生時代に実習で担当させて頂いたことと資格を取得してからは、脳性麻痺のお子さんを数名担当した程度の経験しかありません。今回のセミナーは入門編ということもあり、初心に戻り学ばせてもらおうと思い、受講させてもらいました。

今回の研修会では、在宅における小児のリハビリに関する基本的な知識等の入門的な内容で、主に訪問リハでの工夫や疑問に対する考え方などを学びました。また、実際に発達に障害のある方に来て頂き、座位姿勢やコミュニケーション等のリハ場面、補装具を見させて頂きました。

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*OTナガミネのイラスト集より

小児の訪問リハでは、障害や発達レベルに合わせ、さまざまな遊びを通して、お子さんのリハビリを行うと同時に、親御さんの療育支援も行っていくことが大切だということを学びました。今後、今回学んだことを小児のリハビリに関わる際に活かしていきたいと思いました。

リハビリ小噺 ⑥

訪問リハビリの現場では日々、様々な会話が繰り広げられています。

少しだけご紹介させていただきます。

先日、日本人の平均寿命が過去最高を更新したニュースがありました。

過去最高の更新は女性で4年連続、男性で5年連続だそうです。

国際比較では男女とも香港に次いで世界2位とのことです。

すごいですね。臨床の現場でも関わる方の年齢が全体的に上昇傾向であることは感じています。

100歳を超えられる方も年々増加しています。

 

今回は御年101歳、Fさんのところでのお話。

リハビリ前、血液中の酸素飽和度(指にはさんで測るあれです)を測定したときに、

「100」という数字がもたらしたちょっとした行き違いです。

 

私「いつものこれ測りましょうね。おっ、98。いい数値ですね。」

Fさん「えっ?いくつ?」

私「98ですよ。文句なし。素晴らしいですね。」

Fさん「私は98じゃないよ。101歳だよ。」

私「ああ、すいません、すいません。酸素98%のことですよ。」

Fさん「あら、歳のことじゃないの。オホホホホ。」

 

ちょっと説明不足でしたね。

 

 

歯について。

こんにちは。
突然ですが、皆さん歯は健康ですか?
最近、健診を兼ね久々に歯医者に行って来ました。
毎日、歯磨きとフロスは念入りに行っているつもりでしたが…磨き切れていない所に歯石が溜まっていました。

「健康」というと、ついつい身体の方に目が行きがちですが…歯のメンテナンスも忘れてはいけないなと改めて感じました!

そこでライオンさんのHPから歯磨きの方法を調べてみました。

http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

詳しくいろいろ書いてあるので、日々の歯磨きの際に心掛けていければなと思います

自分の歯もされども、歯磨きを嫌がる息子には、笑いを取り入れつつ…とはなかなかいかず。日々、格闘しております。笑

 

 

 

手作り!ソックスエイドと手拘縮予防クッション

こんにちは。

訪問リハビリテーションを担当している作業療法士です。

 

リハビリを受ける方は、生活の不便や不安を解消するために

福祉用具のレンタルや購入をご検討されている方も多いことと思います。

今日は、私が最近作製した福祉用具をご紹介します。

 

まずは “ソックスエイド” です。(費用:約300円)

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これは足元まで手を伸ばさずに靴下を履くための道具です。

下敷き程度の柔らかさのものと紐があれば作製できます。

 

そしてこちらは “手拘縮予防クッション” です。(費用:約135円)

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麻痺などにより手指を握りこんでしまわないように予防するものです。

夏場は汗をかいたりして握りこんでいた手に垢がたまりやすく、

水虫などの皮膚トラブルの危険があります。

クッションで指や手のひらにスペースができることで除湿効果もあります。

作り方を調べていると、軍手などで作製されることが多いようですが、

私は今回100円均一で見つけた、椅子やテーブルの脚カバーにしてみました。

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適度に厚みがあって中に綿などを入れなくて良いため、

つなぎ合わせるだけで作製も簡単。洗濯も気にせずできそうです。