昨日今日と、わたしは朝日新聞に載ったらしい。
小さな記事だが、たまたま有名な方の在宅療養のお手伝いをしたことから、取り上げられた記事だった。
それを読んでくれた患者さんから、いろいろな言葉をかけていただいた。
ありがたいことである。
そして今晩、ひさしぶりにあった友人からは、もっと専門性を大事にして、スペシャルな患者さんのスペシャルニーズにこたえれば、いくらでもいけるんじゃない?と言われた。
確かに・・・
と思いながら、それができない自分がいる。
だってもっと壊れた人がいる。そんなときに、その人たちをほっておけない。
救急医療の現場では、必ずその患者さんの社会的的立場ではなく重症度だけでトリアージがされている、
それがたとえ、貧乏人だろうが、それがたとえ犯罪者であろうともだ。
そこは、大会社の社長もない。政治家でもない。・・・社会的価値に左右されないのだ。
それが我々医療者のばかげた価値観なのだ。
どれだけ危ない状況なのか?
その価値観が医療者の価値観なのだ・・・そんな価値観を忘れてはいけないのだ。
だから医療者は、いつも子供っぽい馬鹿だといわれても・・・