入浴習慣は介護リスクを軽減する?

新宿ヒロクリニックの外来リハビリテーションを担当している理学療法士です。

少し前のものになりますが、日経新聞に以下の記事を見つけました。

 

週7回入浴で介護リスク減 千葉大、高齢者調査 

1週間に7回以上湯船につかって入浴する高齢者は、週2回以下の人に比べて要介護認定のリスクが約3割減少するとの調査結果を、千葉大などの研究グループが13日までに発表した。入浴によるリラックス効果が認知機能低下や抑うつの予防につながっている可能性があるという。

グループの近藤克則千葉大教授は「長時間労働の人が多く、喫煙率の高い日本人が長寿であることは国際的に謎だと言われているが、入浴の文化が一つの要素として明らかになったのではないか」と話す。

調査は2010年8月~12年1月、北海道や愛知県などの18自治体で要介護認定を受けていない65歳以上の男女計約1万4千人を対象に実施。夏と冬それぞれの入浴頻度や生活習慣を尋ね、約3年間の追跡調査でその後の状況を調べた。

調査期間中に新たに要介護認定を受けた人は約1200人。夏に週7回以上入浴していた人は週0~2回の人より要介護認定のリスクが約28%減り、冬の入浴でも約29%減った。湯船につからず、シャワーを浴びるだけの場合は含めなかった。

 

つまり、毎日のように入浴する方は、週0~2回程度しか入浴しない方に比べると介護状態になるリスクが低かったとのこと。

これから冬本番を向かえ寒くなると、「ついつい入浴が億劫になる」、なんてお話を聞くこともありますが、できれば毎日お風呂に入ることは健康の維持、運動能力の維持に役立つ様です。

これからの季節、身体を冷やさないように入浴でよく温まってくださいませ。

来年は亥年

12月ももう半ばになり、日増しに寒さも厳しくなってきました。

訪問リハビリテーションを担当している作業療法士です。

ある患者さんと折り紙での作品作りを続けていますが、年末ということもあり今月は来年の干支のイノシシを入れたカレンダーを作成しました。

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パソコンで作成し、印刷したカレンダーにイノシシの折り紙を貼り付けてみました。

イノシシと患者さんの顔が似てます(笑)

これを機に毎月オリジナルカレンダーを作ることになりました。

来年はどんな作品ができるか、今から楽しみです。

もう12月。筋トレ続けてます。

外来リハビリテーションを担当している理学療法士です。

早いもので今年も残りあとわずか。あっという間に12月を迎えました。

月初は12月なのに最高気温20度超えの気温、そしてこのブログを書いている今日は最高気温9度。。。

寒暖差が激しすぎます。

思い起こせば今年の夏は連日35度超え。体温より高い気温の日もありました。

そんな夏の終わりから始めた『筋肉体操』。実は今でもしっかり続けています。

仕事終わりのリハビリ室で、はぁ~はぁ~と言いながら筋トレ頑張ってます。

なんとなく腹筋も割れてきたような気がしますね。

とりあえず来年の夏まで続けて、子供たちとプールに行っても恥ずかしくない体づくりをしようと思っています!!

メメント・モリ

先日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。
言わずと知れた偉大なるロックバンド、Queenの物語です。
ボーカルのフレディ・マーキュリーはHIVに感染し、合併症により45歳の若さで亡くなっていますが、感染が分かり、自分の“死”を身近に感じた時、最期まで最高のパフォーマーとして君臨し続けることを選びました。

人間だれしもいつかは終焉の時を迎えます。
我々が訪問している患者さまにも、いつかは終焉の時が来ます。
高齢の患者さまほど、「早く迎えが来てほしい」と仰る方も多いのですが、お迎えが来る前に何か我々がお手伝い出来る事はないかなぁ…と思うのです。
“臥して死を待つ”より、少しでも笑ったり怒ったり味わったり花を見たり風を感じたり…。

“メメント・モリ”とは、ラテン語で「自分がいつか死ぬことを忘れるな」という意味の言葉だそうですが、古代ローマ時代にはそこから転じて「今を楽しめ」という趣旨で捉えられていたようです。
皆さんも今を精一杯楽しみましょう!!

【お】