リハビリテーション部門では、22日の土曜日に第1回目となる家族みんなの健康教室を開催いたしました。
当初は15名の定員での開催予定でしたが、予想に反し多くの方からお申込みをいただき、急遽2部制へと変更して合計31名の方々にご参加いただきました。
誠にありがとうございました。
最期まで住み慣れた地域で暮らし続けるために…等、健康増進や介護予防などが提唱されている昨今、皆さまの健康に対する意欲には頭が下がる思いです。
これからも、ヒロクリニックが皆さまの健康を支えていく手助けになればと考えております。よろしくお願いいたします。
さて、私たちの生活を脅かす症状の一つに腰痛というものがあります。
腰痛を経験したことがないという人の方が少ないのではないでしょうか。
実際に医療機関にかかられる方も多いかと思いますが、腰痛で受診された方の85%は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などといった明確な原因が特定できない、非特異的腰痛だと言われています。
非特異的腰痛には、姿勢や動作の影響による椎間板の髄核のズレと、心理的ストレスが大きく影響していると考えられています。

図:22世紀医療センター 運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座HPより
”腰痛持ちあるある”だと思いますが、何かに熱中している時や、好きな事をしている時、腰の痛みを忘れられていませんか?
これは、ドパミンという痛みを抑える脳内物質が分泌されやすくなるからだそうです。
逆を言うと、仕事や人間関係のストレス、痛みに対する不安や恐怖などで脳が支配されてしまっていると、ドパミンの分泌が少なくなり、余計痛みを感じてしまうということです。
椎間板の髄核のズレが酷くなると椎間板ヘルニアになってしまう事もあるので、ズレが小さいうちに早めにケアをする事が大切!!
そこで、先月参加した東京都理学療法学術大会の都民公開講座で紹介されていた”これだけ体操®”がとても日々のケアに向いていると思いましたので、ここでもご紹介させていただきます。
東京大学医学部付属病院22世紀医療センター 運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任教授の松平浩先生が考案された体操です。



図:22世紀医療センター 運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座HPより
腰が痛い時に、無意識にこのような動きをしていたという方もいらっしゃるかも知れませんが、これならいつでもどこでも出来ますし、自分で体の反応を見ながら調整できます。
更に、余裕のある時には先日の健康教室でご紹介した大殿筋・中殿筋の筋力トレーニングなどもやっておけば、股関節周りの支えがしっかりしてきて腰への負担が減らせます。
大殿筋のトレーニング:膝が90°になるようにお尻を持ち上げる

中殿筋のトレーニング:上半身と脚が一直線になるように脚を真横に持ち上げる
大事に至る前のセルフケアと、日々少しでも楽しいと思える時間を持つことで、腰痛に負けない人生を手に入れましょう!!
”これだけ体操®”の詳細はこちら
【お】