私たちも筋力トレーニング

外来リハビリテーションを担当している理学療法士です。

先月の当ブログでNHKで放送された「筋肉体操」が紹介されました。

時を同じくして、外来通院している患者さんからも

「NHKで筋肉体操っていうのをやってたんだけど知ってる?」

「すごいんだよ。筋肉ムキムキの人たちがやってる運動でやってみたけど全然できなかった。」

とお話をいただきました。

 

そこで…

外来リハ室でも昼休みを利用して「筋肉体操」の動画をみながら筋力トレーニングを始めました。

トレーニングは腕、足、腹筋、背筋の4種類です。

1日2つずつ、まずは1か月やってみようと思います。

 

結果はまた本ブログでご報告します!

 

くすだま作り

訪問リハビリテーションを担当している作業療法士です。

前回に引き続き、今回は作業活動の一つ、折り紙での『くすだま作り』をご紹介します。

下の写真は、70代の男性が作った作品になります。

手が不自由ですが、自分なりに工夫して折り紙を折ってくれています。

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今は、「桔梗」のくすだまを作っています。

折り方のコツを習得しているので、作品の完成度がとても高く、いつも私が折り方を教わっています(笑)。

IOT

筋肉は裏切らない

NHKの健康番組といったら、ためしてガッテンやテレビ・ラジオ体操が思い浮かぶかと思いますが、最近こんな番組もあるそうです。

『みんなで筋肉体操』 http://www4.nhk.or.jp/P4975/3/

日付が変わろうとする時間帯、たった5分間ですけど、濃いい内容となっています。

出演者の方々も相当ムキムキな方々。TVでちょっとおなじみのあの方も出演。

キーワードは、「追い込む」そして「筋肉は裏切らない」

9月も再放送は予定されているそうです。一度ご覧になってはいかがでしょうか。

寝る前に追い込むなんて、私は真似できません。

【高】

縁の下の力持ち ~骨盤底筋群~

近年、盛んに取り上げられている骨盤底筋群。

尿漏れ対策だけでなく、腰痛や膝痛の改善にもつながる大事な筋群です。

どこにあるかというと…

インナーユニット

図:日経Goodayより

まさに骨盤の底の方に張り巡らされている複数の膜のような筋肉です。

膜と言われると一枚の膜のように思われるかもしれませんが、尿道口や膣、肛門などが並ぶ中心線を境に左右に分かれています。

そのため、骨盤底筋群の筋力にも左右差が生じる事があるそうです。

かくいう私も左脚での片脚立ちが上手く出来ません。

いつもバランスが取れずにグラグラしていたのですが、左側の骨盤底筋群を意識してやるとしっかり左脚でも踏ん張れるんです。

 

骨盤底筋群を収縮させるには、“オシッコを我慢するように力を入れる”などとよく言われますが、どこに力を入れていいのかイマイチよく分からない…。

どうすれば感覚的に分かり易いかなと考えた結果、骨盤底筋群だけを働かせようとするのが間違いだったことに気付きました。

上の図にもあるように、骨盤底筋群は横隔膜や腹横筋、多裂筋といった筋群と協働して体幹を支えるインナーユニットとなります。

インナーユニットは呼吸にも関わっていますので、息を思いっきり吐きつづけてお腹の底から絞り出すよう意識すると、本来であれば骨盤底筋群の収縮も促されて、膣の辺りに引き込まれていくように、身体の内側へと持ち上がってきます。

骨盤底筋と横隔膜

図:集英社 Webマガジン OurAgeより

この感覚をより掴みやすくするためには、仰向けに寝た状態で足の裏どうしをくっつけ、出来るだけ膝を開くようにします(カエル脚のように)。

その状態で、息をゆっくりと長く(8秒くらいかけて)吐きながら、肛門を締め、尾てい骨をほんのちょっと持ち上げようとします。

”持ち上げよう”とするだけで、実際に持ち上げなくてOKです。

その時に、お股のところでなにかキュッと力が入るような感覚がすれば成功です。

その時の感覚を体に覚えさせられれば、椅子に座っている時や立ち仕事をしている時などにも思い出したように“キュ”っとその部分に力を入れられるようになると思います。

ただ、骨盤底筋群は”良い姿勢”の時の方が働きやすいと言われてますので、座ってやる時や立ってやる時には腰を丸くしてしまっていると効果が半減してしまいますので要注意!!

【お】