今日、製薬企業の方々との交流があった。
その企業は、製薬企業として初めて在宅医療専門チームを作ったというのだ。
しかし社内では、薬を売ってなんぼという営業マンが多い中で、薬が売れない分野に営業する意義を説明することは難しい。社内を説得できなければ、対外的活動ができない。
だから思想的に、商品第一主義から顧客第一主義への転換が必要だという。
その話を聞いて、私も思った。
私たちも医療第一主義から患者第一主義への転換が必要だと。
顧客を幸せにする一つのアイテムとして医療があるのであって、もしほかに幸せにできるのであれば、あえて医療を否定する勇気を持つべきである。在宅医療はまさにそういう医療である。
顧客を増やしたものだけが、次の医療を作ることができるのだと。