選択肢の数と幸福度

最近「選択肢が増えると幸福度は下がる」という学説をふと思い出しました。(”選択のパラドックス”と言います)

「選ばなかった選択が後悔を生む」からだそうですが、

確かに「これじゃなくてあっちにしておけば良かった…」と思うこと、よくあります。選択肢が増えると、その後悔の種も多くなるというわけです。(他にも理由が挙げられていますが、興味のある方は”選択のパラドックス”で検索してみてください)

最近、携帯電話の契約を大手キャリアから格安のものに乗り換えた時に、選択肢が15もあって決めるまでに結局かなり時間がかかってしまい、決めた後は達成感と言うよりは疲労が残り…ということがあり、「選択肢が多いのも考えものだわ」と前述の”選択のパラドックス”を思い出した次第です。

生活の中で日々小さなことから大きなことまで選択の連続ですが、選択肢を調整するための方法と心の持ち方としてのアドバイスとして私が見つけたのは・・・

①具体的な数字を決めて、選択肢を狭める

例えば「お店をまわる時は3軒まで」など具体的な数字で選択肢を狭めてみる。

②自分の基準を持つ

基準はシンプルに、一番大切な条件を満たせば良しとする

③「必ず後悔する」ことを受け入れて選択を楽しむ

選択肢が多くて悩ましいなんて、よく考えるととても贅沢な悩みですね。

とりあえず、個人的には携帯代が安くなって満足しています。面倒くさくなってそのままにせず、選んで良かったと思う今日この頃です。

今回、リハビリとは直接関係ない内容になりましたが、何かのご参考になれば。

 

リハビリ小噺 ③

訪問リハビリの現場では日々、様々な会話が繰り広げられています。
少しだけご紹介させていただきます。

 

今日は初めてのプレミアムフライデーです。

 

プレミアムフライデーとは
政府および経団連を中心とした経済界が提唱、推進する、毎月末金曜日に普段よりも豊かな生活を推奨する個人消費喚起キャンペーン。
午後3時に仕事を終えることを奨励する働き方改革とも連携し、給与支給日直後に該当しやすい月末金曜日には、夕方を買い物や旅行などに充てることを推奨している。(出典:Wikipedia)

だそうです。
午後3時終業…、買い物…、旅行…、私にはあまり縁がないキャンペーンかと思われます。

リハビリで訪問させていただく利用者さんらは「高度経済成長期」「モーレツ時代」「バブル景気」などを生き抜かれた方々。
たくさん働いて、たくさん遊んだ経験をお持ちの方も多くいらっしゃいます。
カラオケ、ゴルフ、麻雀、パチンコそしてお酒…。
Cさんもそんなお一人です。

 

Cさんの奥様「プレミアムフライデーだそうですけど、どうされるんですか?」
「僕らの仕事は全然関係ない感じですね。」
Cさん「プレミアム?なにそれ?」
「金曜日は仕事を早上がりして飲みに行ったり、遊びなさいって、国が勧めてるんですって。国がですよ。」
Cさんの奥様「お父さんなんか誰に頼まれなくても、毎日毎日遊びに行ってましたよね。」
Cさん「そうね。プレミアムエブリデイだよな。ハッハッハ。」

 
ややうらやまし(★★★★☆星4つ)

外来リハビリ室

外来リハビリテーションを担当している理学療法士です。

私が働いている外来リハビリ室をご紹介します。

外来リハビリ室の写真(開院当時)

現在は理学療法士2名、リハビリ助手2名の体制で患者さんへの治療を行っています。

1日の来室患者数は多い日で50名以上。

AM9:30-11:30、PM15:30-16:30の時間帯は患者さんも多くにぎやかです。

そんなにぎやかなリハビリ室を支えてくれているリハビリ助手の方は高田馬場にあるリハビリテーションの専門学校夜間部に通う学生さんです。

社会人を経験した後に理学療法士を目指し、夜間の専門学校に通っています。

ですから、学期末テストや病院(施設)実習などで仕事をお休みすることもあります。そんな日は彼らの存在がどれだけありがたいかを実感します。

彼らの活躍なくしては今の外来リハビリ室は成り立たないと私は(ひそかに)思っています。

実習と言えば、来週から2週間、埼玉にある大学から実習生が来ることになっています。昨年から始まった実習生受入ですが、今回でやっと2人目。。。

まだまだこちらも実習指導を通して勉強させてもらいます。

普段は4名(または3名)体制で患者さんの治療にあたっていますが、来週から2週間は5名体制で治療にあたります。

さらに明るくにぎやかなリハビリ室になりそうです。

今後とも外来リハビリ室をよろしくお願いします。