リハビリ小噺 ⑧

訪問リハビリの現場では日々、様々な会話が繰り広げられています。

少しだけご紹介させていただきます。

 

訪問リハビリは可能な限り

生活に即したリハビリを提供することが求められています。

食事やトイレなど身の回りのことを行う動作練習ももちろんですが、

それよりも範囲を広げて、洗濯や買い物なども介入の対象になっています。

 

Hさん(90代女性)とはリハビリの時間に屋外歩行練習を兼ねて買い物をしています。

あまり長い距離を歩くのは難しいのですが、

近所のコンビニまで安全に買い物に行くことが当面の目標です。

 

今日も買い物に行ったHさん。

お会計の際になじみの店員さんに話しかけています。

 

Hさん 「今ね、リハビリの歩く練習で来ているのよ。この人リハビリの先生。」

店員さん「ああそうなんですね」

Hさん 「まだ一人で来るんじゃ自信ないのよ。」

店員さん「がんばってくださいね。」

 

何気ない会話です。

ところが…。店を出てHさんの一言にとても驚かされてしまいました。

Hさん 「リハビリだってことはちゃんと言っておかないとね。」

私   「えっ、なんで?」

Hさん 「若い彼氏連れて歩いてるなんて言われたらいけないからね。」

私   「!?

 

Hさんの元気の秘訣が少しだけわかった気がしました。

 

「餅」注意警報

クリスマスも終わり、あとはお正月を待つばかり。

お正月といえば「餅」! 大好きな方も多いかと思いますが、餅はのどに詰まりやすく、飲み込みの力が弱くなった方にとっては要注意の食材です。

都内では毎年100人前後の方が餅をのどにつまらせて救急搬送されており、その9割が65歳以上の高齢者となっています。

救急搬送

 

 

東京消防庁HPより

 

餅を詰まらせない食べ方としては・・・

☆餅は小さく切って、食べやすい大きさにする。

☆よく噛んで飲み込む。
よく噛んで食べることで餅に唾液をからませ、飲み込みやすくするとともにのどへのはりつきを防ぎます。朝は唾液が出づらいのでいきなり餅を食べず、スープなどでのどを潤してから食べるのも有効です。

☆高齢者が餅を食べる時は、家族や周囲が目を離さないようにする。

万が一、餅を詰まらせてしまった場合の応急手当の方法は・・・
★意識がある間は、咳をするよう促す。
★吐き出せなければ、手のひらの付け根部分で、背中の真ん中辺りをたたく。
(同時に、誰かに頼んだりして119番通報をする)

ハイムリッヒ

 

 

東京消防庁HPより

 

餅は誰にとっても窒息のリスクがあります。「自分は大丈夫」、「家族は大丈夫」と過信せず、窒息のリスクを知って、食べ方に気をつけ、餅をおいしく食べましょう!

あったら嬉しいもの

寒波到来で寒さが増してきましたね((+_+))

みなさん体調など崩されていませんか

 

さて、今年もいよいよ残り10日ほど・・・

当クリニックでは先日、忘年会を開催しました!!

会場は新宿区の某所・・・

互いに一年の労をねぎらい楽しい時間を過ごすことができました。

 

そこでちょっと嬉しいものに出会いました(^^)

それぞれのコップの中に可愛い折鶴です♪

IMG_5347

70名弱の大所帯でしたが、全ての席に居ました。

 

こういう、あってもなくてもいいけれど、

”あったら嬉しい心配り”にほっこりします。

 

今年の残り数日間、そして来年も、

そういった心配りができるよう・・・

寒くて身の縮むような季節ですが、

心に余裕を持って訪問していきたいと思います。

【さ】

年の瀬

今年も残すところ、数日となりました。
一年間振り返ってみると…
色々ありましたが、まずは元気に働くことができたことに感謝です。

この仕事をしていると様々な方とお話する機会があります。
主に、人生の大先輩の方々が多いのですが。
そんな方々の日常の話、若からし頃の話、その他もろもろ…の話
そんな話を聞いていると
人生は山あり谷ありだと改めて感じさせられます。

私もまだまだ頑張らないと!と元気をもらっています。

そして皆さまにも元気をお届け出来る様、精進して参りたいと思います。

今年1年お世話になりました。

また、来年もどうぞよろしくお願いします。